社団法人日本販路コーディネータ協会が認定する販路コーディネータ資格は、商品企画、製品開発、販売チャネル戦略構築で活躍する、マーケティングコンサルタント資格です。

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地域の埋もれた資源を掘り起こそう
 
北海道・販路コーディネータ1級の村田豊さんにお話をお伺いした。

  「北海道は資源の宝庫といわれる割には、昔から明太子を例に付加価値の付け方が下手などと揶揄されてきました。
 そんな北海道ですが、私が羅臼の漁師さんと出合ったのは二年前、ちょうど、洞爺湖サミットが行われる年の六月、北海道が主催する「環境博」の会場でした。遠く札幌から五百キロメートルも離れた羅臼町から、自分たちが手塩にかけ、育てた養殖コンブの出来の良さを、会場に訪れる一般来場者へ向け、試食、サンプルを漁協の青年と共に、一生懸命訴えていました。 
 その後、数カ月が過ぎ札幌で仲介していた業者さんから依頼を受け、漁師さんが自らの手でチャレンジした昆布商品の販路拡大を依頼されました。 長きに渡り羅臼昆布のブランドは広く全国に行きわたり、その地位を確立していましたが、そのルートは漁協を通じて開拓されたものであり、漁師自ら販売ルートを持つことは至難な技で一朝一夕に出来るものでもありません。
 また販売にとって重要なパッケージやデザインにも多くの課題のある製品ばかりでした。そんな試行錯誤を重ねてお互いあえいでいる時、彼らからある相談を受けました。 その内容は、養殖コンブが育つ過程で、必ずでる間引き作業、そして、その間引きされた昆布の活用です。彼ら漁師の中ではこの生昆布を家庭で利用することはあっても、その流通を考えることは今までありませんでした。 昨年、地元まで打合せにお邪魔し、一定時期しか取れないこの生昆布のテストマーケティングを試み、地元での加工、そして流通形態までたどり着きました。
 あわせて一部加工品の開発も試みました。 今年はその販路に一定のめどがつき、あと残るのは加工事業と地元漁協の支援体制の確立、この二つが最大の課題です。 この活動の中で生産、加工、流通、販売のすべての段階で関われるこの事業こそ、まさに、セールスレップという仕事の充実感だと私は感じます。 この事業の中で、私が心がけていることは二つ、一つはあくまで主役は生産者、そしてその商品を必要とする生活者、消費者であり私は脇役に徹する事。
 もう一つは地道なあきらめない一途な姿勢を持つ事だと思っています。 北海道内にはまだまだ地域に埋もれた資源が豊富に残されています。これからも現場に足を運び、地域・連携・グローバルな視点で活動を続けてまいります。」 

 協会は北海道から沖縄までをつなぐ組織として、今後もネットワークを強化してゆきたい。

北海道・販路コーディネータ1級の村田さん

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