社団法人日本販路コーディネータ協会が認定する販路コーディネータ資格は、商品企画、製品開発、販売チャネル戦略構築で活躍する、マーケティングコンサルタント資格です。

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形を変えて商品開発する〜沖縄県・公的販路開拓支援事業から〜
 
二〇〇八年、〇九年の二年間、沖縄県主催による、「沖縄県・公的販路開拓支援事業」が行われた。 
 この沖縄県・公的販路開拓支援事業における販路コーディネータ協会の取り組みを紹介する。

 地方には"県の特産、農産・水産品・加工品そして工芸品などを大都市圏で販売したい企業支援を公的機関の団体が各種ある。 県によって多少名称が変わるが「産業支援財団、商工会議所、商工会」などの公的支援機関がこれらを担当していることが多くある。これらの団体から協会に最近「特産品を開発をしたのだけれど売れないので困っている、なんとか支援してもらえないか」という相談や問い合わせが数多く来ている。
  このようなケースの場合、通常販路コーディネータがまず派遣され、県が募集し選択した企業様との面談、商品審査などを行っている。製品審査が合格になった製品の合格率は一般的に10〜20%で、残りの80〜90%の企業及び商品は残念ながら不合格になっているのが現状。
 
 特産品開発などにもブラッシュアップに重要なのは、市場ニーズに合った商品がつくれるどうかにかかっている。いずれにしても既存商品の販売高が落ち込むという企業としての壁にぶつかり、それを打破するための手段としてブラッシュアップが用いられているのが現状だ。

  そのような中、現在も継続的に、沖縄県の公的販路開拓支援事業に取り組んでいる、埼玉に住む販路コーディネータ1級 の鈴木さんをご紹介する。 
 沖縄県のお菓子メーカーの販路開拓に取組む鈴木栄治さんは、既存パッケージの改良に着手。上面にデザインを施し、お土産品らしさを強めるとともに、上面からも商品が伝わるようにした。さらに強度を高めた箱型パッケージも提案。より持ち帰り易く流通も陳列もし易いパッケージが加わり商品ラインナップが強化された。

  「中味のキャラメル自体は、今のレシピを若干調節すれば良いと直感的にわかりました。一番の課題は、お土産品としてのパッケージになっていないことでした。メーカー様は食べるお菓子そのものだけを"商品"と考えがちで、その点ばかりに力を入れてしまう。売れるためにやるべきことの全体像と、その時点でできることに優先順位をつけることで、売れるサイクルに導くことができます」と話す。
  また「売ることとブラッシュアップすることは、どちらも終わりが無いこと。車の両輪のようなものです。セールスレップと販路コーディネータがメーカー支援の両輪となって回転することで、成長する姿が描けます。」とセールスレップと販路コーディネータの連携がますます重要としている。 
 
 この沖縄県の事業は、販路コーディネータ1級の比嘉さん、赤嶺さんなど、現地の協会の販路コーディネータの方々と一緒になって、取り組んだケースでもある。今後、各地域では、協会本部と連携した沖縄県のような取り組みの形が望まれている。

埼玉・販路コーディネータ1級の鈴木さん

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